20261101

近況

●『鳥がぼくらは祈り、』(講談社文庫)。「島口大樹いまさら初めて読んでいるけどすごいな。保坂和志に影響を受けている作家は多いけれど、この人は正統な後継者みたいな感じがする。」とblueskyでポストしたけど、同時に、山下澄人の『鳥の会議』をトレースしているようにも感じた。かなり重なっている部分が大きい。というか『鳥の会議』がなかったらこの小説はあったのか。保坂にバイオレンスの要素はほとんどないけど、山下の方には多分に含まれるので、気質としては完全に後者なのか。後半に行くにつれ山下澄人感が強くなっていく。

●最後、じゃれあいのような暴力(男性にしかありえないモーション?)とともに、各々の秘密(秘密とまでいうと仰々しいけど、共有されていなかった痛みといえばいいか)を明かしていく。ここはどう読み取ればいいだろう。共有されることによって、相対化されたり、深刻度が下がって重荷じたいが軽くなる。

●適当な連想だけど、町屋良平もバイオレンスの作家だよなあと思う。島口大樹も町屋良平も暴力を描くことにオブセッションがある作家だと思う。

●保坂和志に影響を受けている後続の書き手たちは表現と暴力性(男性的な暴力)が密接にむすびついている? そんなでもないか。これまたかなり適当だけど、柴崎友香、青木淳悟は非暴力的な感じがする。こういうことをだらだらと書いて自分はなにを考えたいのか。

本など

曲

Two Shell - IIcons

いろいろ



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